後ろめたいとか、恥ずかしいとか、そんなこと思っていないのに、
5ヶ月間誰にも言えませんでした。
ようやく人に話そうとしても、最初の文字すら書き出せませんでした。
声に出した時、過呼吸でまともに話せませんでした。
2年半経ってようやく最近、普通の生活ができるようになってきました。
空は青く、ご飯も美味しく、好きな人たちに囲まれて、好きな事だけをして生きているのに、それでも希死念慮にしょっちゅう襲われます。
いつかは止むだろうと信じて生きています。
本ブログを書こうと思っているとお話したら、いろんな方が親身になってアドバイスをしてくださいました。
書かない方がいいが8割でした。リスクについて心配されました。
自分の信じる道を行けば良いという2割の方のアドバイスを採用して、
いま書いています。
わたしはお客様をはじめとする大好きな人たちのいるこの世界を信じています。
昨日ひとりで行った東京地裁も、検察庁も、警備員の方をはじめみなさんとても優しくて、親身になって対応してくださいました。
大変に救われ、自分がいま生きている社会への信頼を新たにしました。
リスクはあると思います。
現に加害者側が運営していると思われる匿名twitterアカウントが、私の本名をツイートしていました。
名前を明かすことが嫌がらせになると思っているからしたことだと思います。
事件が報道されてから今まで、加害者側以外からの嫌がらせは一切受けていません。
嬉しかったです。
リスクは、性犯罪という犯罪の性質の問題です。
今回の投稿で、私への嫌悪感が生まれたり、軽蔑された方にこそお伝えしたいことがあります。
性暴力は、純然たる暴力で、性行為とは全くの別物で、重なる部分さえありません。
被害に遭うのは、被害者の落ち度ではなく、被害者の責任ではありません。
加害をする加害者の問題です。
被害に遭ったのは耐え難く不幸な出来事でしたが、
私はこれからも前を向いて、生き続けるつもりです。
被害に遭ってしまったら、どう行動するのが最善か、被害者それぞれに違います。
私は戦うことを選びました。それが自分を救うことだと思ったからです。
自分を救うことが社会をよりよくすると信じています。
音楽家も自分が美しい、良いと思う音楽を奏で、
聴いている私たちの心を美しくします。
今回の事件は音楽活動でこそお伝えするべきだと思いました。