休符・静寂・フェルマータ

ピアノ弾き語りシンガーソングライター、ミキコのブログです。

わたしがそうだったかもしれない事、そうではなかった事

スポーツ紙の報道を見て、気になさった方いらっしゃるかもしれません。

記事では、書類送検がなかったことにされました。

 

今回、何かを告発しようと思って書いてるのではありません。

前に、「示談について」というエントリをアップしました。

その中で、

mikicopiano.hatenablog.com

自分が被害者でなかったら、被害者叩きに加担したかもしれないとも思います。
黙ったままの関係者は多いし、加害者の言葉を信じて、被害者叩きに加担した人たちもいました。

見たいものを見て、信じたいものを信じるのが人間です。
 
自分がその中のひとりになる事がなくて本当によかったと思います。

 

と書きました。

 

わたしは事件前、加害者が主演した映画の監督の次回作の作曲家に内定しており、
プリプロをしてました。

映画が頓挫したため、話はなかったことになりました。

映画の製作が続いていたら、わたしは被害を訴えられただろうかと考えます。

映画がヒットして、別の被害者が刑事告訴をしていたら。
わたしは被害者を黙らせたり、加害者に加担したりしなかったか。

 

かつてのわたしは愚かで弱く、そのくせ虚栄心が強く、自分に自信がなく、
誰からも認めてもらえない事を大変に辛く思っていました。

映画に自分の曲が使ってもらえると決まり、大変に有頂天になりました。

 

 

私たちは誰しも自分自身で自らの人生を証しだてしなければならず、
外に求めてはいけません。

そんなことすら私はずっと知らなかったのです。


今、支援をされている方たちが、

加害者の無実を信じていらっしゃるならどれだけましかと思います。
利害関係で応援していると言うなら理解は出来ます。

 

それくらい大したことがない、被害者は黙るべきである、
と思っている方がいらっしゃるなら、全力で違うと言います。

 

誰かを傷つけて許される人はこの世にはいません。
傷つけられても仕方のない人もいません。
わたしたちは平等だからです。