2018年に口外禁止条項必須の示談を断り、その時々にできるだけのことを、奪われなかった言葉で書いてきました。
刑事告訴についての記事リンク(随時更新)2019-5-8
mikicopiano.hatenablog.com
最初に「なかった事にされたことについて」を書いてから、4年経ちました。
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なぜ、そんな長い年月書き続けなくてはならなかったかというと、誰もが私の問いに答えず、「なかった事に」し続け、それをおかしいと思う人がいなかったからです。
私が開高健ノンフィクション賞受賞作「黙殺」著者、畠山理仁さんについて書いているのは、畠山さんが、私たちの生活、人生、未来に不可欠な政治、「選挙」をテーマにされているからです。
「黙殺」は、加害者を善人として描いており、書籍の内容はそれが全てではありませんが、長年に渡る取材をしてきたのだったら、事件報道について、「読者に対して」なんらかのことを表明すべき立場の人であると思います。
www.shueisha.co.jp
しかし、不起訴まで畠山さんがなんらかのことをおっしゃっているのを目にすることはありませんでした。
不起訴後も、事件について言及されているのを一度も見ていません。
誰もそれをおかしいと思わないのでしょう。
どういう認識だったら、このようなツイートができるのでしょう。
こちらの記事にも書きましたが、事件が公になり不利益を被る人たちが存在するのは知っていましたし、誰もが不利益を被ってほしくないと思っていました。
どのような作品であっても作品にも罪はありません。
畠山さんに対しても、「黙殺」に対しても同じく思いましたし、今もそれは変わりません。
しかし畠山さんは、加害者の釈明ツイートにいいねをつけて黙り続け、不起訴後なかったことにして選挙を取材し、当選を祝い、当選記念インタビューをし、「黙殺」文庫版あとがきに当選を加筆しました。
加害者の側に立ち、「なかった事」にし、被害者の問いに黙り続けました。
畠山理仁さんのファンの方たち、「黙殺」の読者は、選挙に関心がある人たちだと思います。
選挙に行く人が増えることが、世の中を良くすることだと思っているでしょう。
不正義が横行し、差別が正当化される現政権に怒りを感じているでしょう。
正義を愛し、民主主義を信じているはずです。
なぜ、そのような「善意の人たち」が、性暴力での刑事告訴が報じられ、被害者を中傷していた人物の選挙を「なかったことにして」取材し、応援し、当選を喜び、当選記念インタビューを掲載し、「黙殺」の文庫版あとがきに当選を「黙って」加筆することのおかしさが理解できないのでしょう。
私は被害当事者なので二次加害に抗議していますが、被害者の問題ではなく、「自分たちと大切な人たちが生きている場」の、「自分自身の問題」だと思いませんか?
複数の記者が、「黙殺」をオススメされていたので、事件はご存知だったのか問うてきました。
フリーランスの方たちは、色々と難しい立場にあるかもしれませんが(それが許されるとも思っていませんが)、大手メディアの記者はそのようなことはないのでお答えいただけるのではと期待しました。
朝日新聞記者、三浦英之さんは文庫版の解説を書かれていました。
(購入して読んでいます)
hatakezo.jugem.jp
三浦さんは、「黙殺」関連ツイートを全削除されており、畠山さんへのリプも削除されていたので、何か思うところがおありだったのかもしれませんが、被害者の問いにはお答えいただけていません。
TBSラジオ記者、澤田大樹さんは、政治家の説明責任を問う、立派なお仕事をなさっているようなのですが、被害者に対してはご自身の説明責任がないとお考えなのでしょうか、
答えるのが難しい質問だとは思いませんが、お答え頂けておりません。
澤田さんの写真は当選が加筆されている「黙殺」文庫版です。
沖縄タイムス記者、阿部岳さんは反差別を標榜され、「情報提供」を募るメールアドレスを公開されていたので、なんらかのご理解いただけるのではと期待し、メールを送りました。
何のご対応もいただけませんでした。