年末なので、今年一年を振り返ってみたい。
今年の5月のこと。
18の時、音大進学による上京で親に買ってもらったクラビノーバCP-123。
曲を作ったり、デモを録ったり、仕事に使ったり、相当に活用してきた。
録音、昔はMDで。最近はオーディオインターフェースを介しMacと。
オーディオで録ったり、MIDIで納品したり。
悲しい時に奏で、楽しい時に奏で、クラビノーバとともに過ごした東京生活。
家具としても。譜面台の上にディスプレイを置き、左右にB&Wのスピーカーを置き、足元にはアンプと楽譜を。
年数が過ぎタッチが劣化してきて、練習はピアノスタジオに行くし、もう一台鍵盤持ってるし、と処分しようと思いつく。
粗大ゴミに出すにしても自分ひとりで運べるわけない。
重いものを持つという苦行を人に手伝ってと頼みたくもない。
どうすればいいか悩んでいた。
業者に頼むとしても、どこに頼めばいいのか。検索してもわからない。
そうだ、分解をしよう、と唐突に閃いた。
最初は闇雲にプラスドライバーを差し込んで、まずは中を開けてみた。
多量の埃とともに、昔サポートしたシンガーさんの楽譜と、昔出演した今はなきライブハウスのタイムテーブルが出てきた。びっくり。
おそらく鍵盤の蓋の間から入ったと思われる。
取り除いたのがこちら。内蔵のスピーカー、結構重かった。
ペダルがこんなになってるのは知らなかった。
説明書を読み、本体と台に分かれることを知る。
本体をまず、ピアノ椅子に落とす。
そこからお布団を敷いた床へ。
(あまりに重くて持ち上げられないので、落とす感じで)
そして台を分解。
中の基盤もプラスドライバーで外していく。
ギター弦用に買ったニッパーも使った。
中身を取り出した状態。
鍵盤の裏側。
ガワと鍵盤と。
最終的にオルガン、板一式、金属板、スチール箱に分類。
区の粗大ゴミに出した。
計3000円で済んだ。
長い間触ってた鍵盤を分解して、中がどうなってるか知ったのは本当に良かったと思う。
お金を払って、持って行ってもらいおしまいだったら喪失感が残ったと思う。
***
後遺症が出た。
街に出るたびに留められてるネジをプラスドライバーで分解したくなった。
(数日で治る)