ちょっと前から練習してる曲、ようやく譜読みができました。
途切れ途切れにまとまった時間を作れず弾いてたので、なかなかたどり着けなかった。
譜読みをして、弾き込む、ということを長い間してませんでした。
本を読むこと、映画を観ること、絵を観る事、音楽を聴く事などもそうだけれど、
人の曲を弾く事も、自分を知る事でもあり、人間を知る事であると思いました。
とあるゲームの曲を弾いてるんですが、
最初は、自分だったらこの音を弾く、この音は弾かない、みたいな意識がすごくありました。
譜読みが進むと、ここでこの音を弾くのは、この後のこの音に続けるからだったんだな、とか、同じ音を重ねる意味とか、同じフレーズで和音を変える意味とか、強弱記号のつけ方とか、作曲者の意図を考えながら、弾くようになりました。
思い上がってて、感じ悪かった心が素直になっていくのを、
ひとりで鍵盤に向かってるだけで実感できた。
難しい曲じゃないのに弾けない。
自分自身の弱さを認める事でもありました。
出来ないことってやらなかったら気づかない。
わたし、自分が今、こんなピアノ弾けないなんて、知らなかった。
あれも出来ないこれも出来ないと、自分はダメな人間だと思ってる皆さん、
私たちは、やろうとしたから知ってるんですよ(笑)
譜読みまでにやたら時間がかかっていますが、
練習している時間は無駄ではなくて、とても味わい深いです。
nordpiano買ってすぐに練習し始めたバッハ、いまだに弾けません。
小学生の頃に弾いた曲と、大学入って最初の課題曲だったの、
指使いすら覚えてなかった。
こちらも引き続き。
弾きたい曲他にも色々ありすぎて、ややとっちらかっています。
今までしていなかったこういう色々が、演奏活動の深みになれば良いなーと思ってます。
楽しいです!